森将軍塚古墳の埴輪の特徴は、大型であること『透孔』と呼ぶ三角形の孔がたくさんあけられていること、板で縦方向になでつけた跡(ハケメ)があること、ベンガラで赤く塗られていることなどです。詳しく観察すると、一つ一つの形や作り方が異なっています。埴輪作りの専門技術者が一手に作ったのではなく、たくさんの人びとによって作られたためと考えられます。

  弥生時代の墓では、壷や高杯など日常生活で使う土器が供えられていました。古墳では、お供え専用の土器から、円筒埴輪や壷形埴輪が生まれ、数多くを立て並べるようになります。壷形埴輪は底に穴があけられており、実用品ではないことを示しています。人物や動物などを形どった埴輪が登場するのは、5世紀以降のことです。